コンサルタントに転職するための履歴書・職務経歴書の書き方【テンプレートダウンロードあり】

コンサル転職
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履歴書や職務経歴書による書類選考は、コンサルティングファームへの転職における最初の関門であり、その内容や書き方について悩まれる方は非常に多いと思います。

書類選考はどの業界の選考でも行われますが、実はコンサル業界とそれ以外の業界では書類を作成する際のポイントが大きく異なっており、他業界と同じように書類を作成すると選考で不利になる可能性があります。

この記事では書類選考において重視な履歴書・職務経歴書の書き方について解説するだけでなく、テンプレートのダウンロードも可能になっています。この記事を参考にして履歴書・職務経歴書を作成し、理想の転職を叶えましょう。

履歴書・職務経歴書のテンプレートダウンロード

履歴書でアピールするべきポイント

コンサルティングファームへの転職では、一般的な転職活動と同様に書類選考がまず行われ、そこでは履歴書と職務経歴書が求められることが多いです。

まずこの段落では、コンサル転職で履歴書を書く際に重要なポイントについて紹介します。

志望動機

履歴書に志望動機を書く際に最も重要なポイントは「志望動機欄は空白にしておく」ということです。

提出した履歴書は最終面接まで使われることが多く、一度履歴書を提出してしまうと途中で志望動機欄の内容を変更することができないためです。

面接で非常に重要なのは面接官に認められて気に入られることであり、そのためには相手の属性や状況に合わせて志望動機の伝え方を変えることが望ましいです。

また、履歴書を出した時点と最終面接を行う際では応募している企業の印象も大きく変わります

面接で志望動機の伝え方を適宜変更できるようにするために、履歴書の志望動機の欄は空白にするようにしましょう。

志望動機の作り方については以下の記事を参考にしてください。

趣味

履歴書の趣味の欄は、一般的な企業に提出する際はそれほど気にする項目ではありませんが、コンサルティングファームの場合は意外と重要なポイントになります。

なぜかというと、履歴書に書かれた趣味の内容からケース面接のテーマを決めることがあるためです。実際にとあるコンサルティングファームでは、趣味の内容に関連したケース面接の設問を設定するように方針が定められています。

ちなみに、履歴書へ記入するのにおすすめの趣味は「映画鑑賞」です。

映画に関連したケース面接は「映画館の市場規模推定」や「映画館の売上向上施策」など比較的考えやすい設問になることが期待できます。

一方で例えば、趣味の欄に「散歩」と記載してしまうと「現在散歩をしている人の数を推定」のように非常に難しい設問になる可能性があります。趣味の欄を書く際には、ケース面接も見据えて記載するようにしましょう。

学歴

中学以降の学歴を提出するよう求めるコンサルティングファームが多いため、学歴の欄では中学以降の入学と卒業についてしっかりと書くようにしましょう。

資格

資格を書く際は無理に多くの資格を記入する必要はありません

極端な例ではありますが、TOEICが400点や500点であったり、英検5級であったりする場合はむしろ書かない方が評価が高くなります

また、自動車免許についても、コンサルティングファームへの転職に限れば保有している必要はありません。

ITベンダーの企業が認定しているベンダー資格やプロジェクトマネージャーとしての能力を証明するP2Mなどアピールになるもののみを資格として記入するようにしましょう。

以下の記事ではITコンサルに求められる資格について紹介しています。この記事で紹介している資格は他のコンサルタントにも共通して求められるものが多いため、参考にしてください。

職務経歴書でアピールするべきポイント

書類選考の際には、履歴書だけでなく職務経歴書も重要な書類になります。この段落では、職務経歴書を書く際に重要になるポイントについて紹介します。

自分が強みを発揮できる業界

自身の今までの経験で、どのような業界のお客様を相手にしていて、どの業界に強みを持っているかという点を具体的に示すことが重要になります。

製造業界に従事していた方は製造業界、人材業界に従事していた方は人材業界、というように自分が強みを発揮できる業界が伝わるような職務経歴書を作成するようにしましょう。

担当していた業務内容

自身が今まで担当してきた業務内容を具体的に示せるようにしましょう。

その際は、所属していたサービスライン担当していたフェーズがどこであったのかを明確にしましょう。

※IT関連の経験があるのであれば、可能な限り上流工程を担当した経験をアピールするようにしましょう。保守運用の経験は転職の際に評価されづらく、年収も低い傾向にあるためです。

マネジメントした人数

どのような立場でどれほどの人数の人々をマネジメントしていたかを具体的に示しましょう。

この際、肩書の定義やマネジメントする人数の数え方は企業によって異なります。あまり過大になりすぎないよう、実際にマネジメントした人数の最大値を書くようにしましょう。

また、会社の組織形態上、肩書を与えられていなかったとしても、その役職に当てはまる業務を担当していたならば総称としてその役割を書いても大丈夫です。

例えば、新卒社員のマネジメントを肩書を持たず担当していた方であれば、総称としてサブリーダーの業務を担当していた、としてアピールしましょう。

職務経歴書の記入例

この段落では、今まで紹介したポイントを踏まえた職務経歴書の記入例を紹介します。この例を参考にして、自分の魅力が最大限伝わる職務経歴書を完成させましょう。

履歴書・職務経歴書の書き方にはポイントがある

コンサルティングファームへの転職を目指す際、漫然と履歴書や職務経歴書を書くのではなく、その後の面接までを意識することが重要です。

この記事の内容や記入例を参考にして、コンサルティングファームの書類選考を突破しましょう。

書類選考を突破した後の面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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