未経験からコンサルティングファームに転職することはできる?転職に成功した人の事例も紹介

コンサル転職

エリートサラリーマンの代名詞となりつつある「コンサルティングファーム」。日系外資問わず平均年収の高さと、コンサルを経験した後のキャリアの広がりなども含めて、近年非常に人気の高い職種となっております。

ただその人気の高さから「未経験でコンサルティングファームに転職することができるのか?」と不安に思うことも多いでしょう。今回は未経験からコンサルティングファームに転職する際のポイントや、未経験からコンサルティングファームへの転職に成功した方の事例をご紹介します。

未経験からコンサルティングファームに転職することは可能?

結論から申し上げると、未経験者がコンサルティングファームに転職することは可能です。近年は新卒採用の比率も増えてきましたが、実際のところはまだまだ中途採用の比率が高いのがコンサルティングファームの状況です。前職の業種も、金融・SIer・官公庁など多様な人材がコンサルティングファームに入社しております。そのため、未経験者がコンサルに入社することは全く珍しくないと言えます。

ただ、簡単に入社ができるかというとそうではありません。

コンサルに入社するためには、もともとの経験もそうですが、コンサルに受かるための選考対策も重要になってくるのです。

コンサル未経験者が知るべき基本情報

この段落ではコンサル未経験社がコンサルへの転職を考える際に知っておきたい情報を紹介します。

コンサルタントの仕事内容

コンサルタントの仕事内容を簡単に説明すると、「ビジネス版家庭教師」と候補者の方には説明しております。

よく東大受験専門の家庭教師に、現役の東大生を講師として採用しているところがあります。あれは、東大に合格した勉強方法や試験の傾向・過去問を把握している現役生に教えてもらうことで、合格に

コンサルはこの構造のビジネス版となっております。どういうことかというと、例えば自動車メーカーA社の経営回復に成功したコンサルティングファームがあるとします。すると、経営状況がうまくいっていない自動車メーカーB社は、A社の経営回復に成功したコンサルティングファームに、どうやって経営回復を実現させたのかそのノウハウを知るべく、コンサルティングを依頼します。

コンサルティングファームに転職するメリット

待遇面の充実

外資の企業も多く、正確な情報を公開している会社も少ないですが、我々が観測している範囲だと、新卒時点で600万円近い年収からスタートし毎年順調に昇給。30歳で年収1000万円を超すようなケースも全く珍しくなく、そこからマネージャー・シニアマネージャー・パートナーと昇格していくと、およそサラリーマンと思えないような給与額になることもあります。(場合によっては億近い給与になることも・・)

また、未経験からコンサルに転職する場合もほぼ間違いなく転職時に年収が上がります。その上がり幅も100万円以上アップするケースも多く、我々が支援する中で一番上がり幅が多かった人だと、450万円から900万円に給与がアップしている方もいました。

やはり年収を含めた待遇面の良さはコンサルに転職する際のメリットとして大きいと言えるでしょう。

「ポストコンサル」としてのキャリア

2つ目のメリットが、コンサルを経た後のキャリアの広がりです。コンサルを経験した方は「ポストコンサル」と呼ばれ、一度コンサルティングファームを経験することで、次の転職先として選ぶことができる企業・職種が格段に広がります。

例えば経営企画・営業企画などの企画ポジション、これまたエリートサラリーマンの代表格となっているPEファンドや外資系の投資銀行をはじめとした外資系企業などの転職先があげられます。

また、ベンチャー企業の「CxO」に転職し、経営幹部としてのキャリアを積む方もいます。

キャリア面が充実する、といったこともコンサルに転職するメリットと言えるでしょう。

人脈の広がり

コンサルティングファームは、入社する人材の質が高いかつ、転職する方の比率が非常に高い企業群です。そのため、前述した「ポストコンサル」として各業界のリーディングカンパニーに、自分の同僚だった人たちが散らばることになります。

例えば自身が起業した際や、企業の新規事業担当者になった際に、もともとの同僚たちに声をかけ各業界の最新動向にもアクセスすることができます。

コンサル業界の転職トレンド

コンサル業界の転職トレンドですが、引き続きDXプロジェクトを推進するためのIT人材のニーズは高く、どの企業も採用を活発に行っております。他ESGに関連する経験をお持ちの方などもニーズが高く、

また企業によっては、コンサル経験よりも前職での業界・業務経験を評価して未経験者を採用する企業もあります。例えば製造業に特化したコンサルティングファームなどでは、製造の現場を知っているということを評価し、メーカーにて生産管理・製造技術などの業務に従事していた人を採用するケースもあります。

コンサル未経験者向け転職エージェントの選び方

コンサルへの転職に強みがある企業が数多くありますが、未経験の方におすすめかどうかは会社によって異なります。この段落で未経験者でコンサルに転職したい方が転職エージェントを選ぶ際のポイントを紹介します。

評判や実績をチェックする

その企業や、各エージェントの評判をGoogleなどの検索エンジンを使って調べてみましょう。経験者向けのサービスを得意としているのか、未経験者の支援を得意としているのかわかることもあります。

また、企業によっては、実際に支援した方の事例をHPなどに載せているケースもあります。支援事例の中から自分と経歴が近い方がいれば、転職に成功する可能性があると言えるでしょう。

コンサルへの転職で必要な対策を実施してくれる

先述の通り、コンサルの転職にはケース面接など、独自の選考内容が盛り込まれています。

エージェントを使うのであれば、面接対策をはじめとした選考対策を実施してくれるエージェントを利用すると良いでしょう。

コンサルへの転職を希望する方からよく受ける質問

最後にコンサル未経験の方が転職を相談する際に、よくある質問をご紹介します。

日系と外資の違いは?

外資系は、海外に本社があるため日本オフィスは、あくまでも日本でビジネスを拡大するための支社という扱いになります。そのため本社からの意向や方針の影響を受けやすいという点が外資系企業の特徴となります。

外資系に入社すればグローバル案件に携わることができる、というイメージを持っている方もいますが、意外と日系企業でもグローバル案件に携わることができたりします。

未経験で入社した場合研修などは実施してくれる?

入社時のタイトルにもよりますが、若手の場合はまず間違いなく実施してくれます。研修が充実している会社だと、半年間研修を実施しコンサルタントとしての基礎を身につけることができます。

入社前のプロジェクトの希望は通る?

100%希望が叶うとは言えません。サービスラインやインダストリーラインが分かれている会社で、特定のラインに所属することになればある程度プロジェクトの中身を予測することもできますが、プール制を採用している企業だと自分が希望していたプロジェクトと全く違うプロジェクトとアサインされる場合もあります。

ただコンサルティングファームは実力主義の社風もあり、入社時に結果を残すことができれば、おのずと自身の希望するプロジェクトに携わることができるようになるでしょう。

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